当院の特徴|佳ウィメンズクリニック|一宮市の婦人科・産科・漢方内科・美容皮膚科

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当院の特徴

当院の特徴|佳ウィメンズクリニック|一宮市の婦人科・産科・漢方内科・美容皮膚科

当院の漢方外来について

漢方は副作用が少なく体に優しい治療薬として昨今注目されている治療法です。日本でも古くから治療に用いられてきましたが、コロナ禍以降さらに普及し、多くの医療現場で取り扱われるようになりました。しかし、漢方の需要が高まる一方で、クリニックによっては専門的な知識がないままに漢方を処方しているケースも数多く見受けられます。
当院院長は、名古屋市栄にある漢方専門クリニックの青山重雄先生ならびに藤田医科大学産婦人科学講座教授西尾永司先生に師事し、漢方治療の研鑽を積んでまいりました。東洋医学の発展・育成のため現在も藤田医科大学の客員講師として医学生の講義を担当しています。当院では、漢方専門医の資格を持つ医師が診療にあたり、漢方薬および西洋薬(通常の薬)、もしくはその両方を処方します。患者様一人ひとりの症状や診療所見に応じて、0.1g単位で調合したオーダーメイドの漢方を処方します(院外処方となります)。粉薬が苦手という方には錠剤などへの形状変更の相談も可能です。当院での診療から処方される漢方は、健康保険が適応となります。今まで漢方薬局や百貨店などで直接お求めになられていた患者様には医療費負担の軽減にもなります。また、患者様ご自身の判断で漢方薬を選択することは、リスクを伴う場合があり注意が必要です。当院では、専門医の診察・診断をもとに、完全オーダーメイドの漢方薬を一人ひとりに合わせて処方しますので、ご安心ください。
当院の漢方外来では、漢方治療をしつこく勧めたりすることはいたしません。必ず患者様の意思を尊重しながら、西洋医学的なアプローチや、または東洋医学と西洋医学の両方からのアプローチにより患者様に合った治療法(東洋医学と西洋医学の良いとこ取り)をご提案させていただきます。
当院では、女性特有の健康問題に対して、患者様のご希望を伺いながら自然な治療法を提供しております。体全体のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを重視しています。婦人科疾患においても、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善や心身のケアを含めたトータルなアプローチで、患者様の健康をサポートします。また、当院では漢方による肥満治療・メタボ対策を行っているのも特徴です。食事と運動に漢方治療を加えた3つのアプローチから、無理せず、健康的に、リバウンドをしないダイエット方法をご提供いたします。
どのような症状でも、病気とまでは言えないような症状でも構いませんので、まずは一度当院の漢方外来にご相談ください。

漢方内科とは

漢方内科は、主に漢方薬を使用して、様々な症状や病気を治療する診療科です。漢方医学は、西洋医学と異なる診断や治療の枠組みを持っているために、通常の血液検査や画像検査で診断がつかなかったり、現代医学の治療だけでは改善しにくかったりする症状でも、漢方薬のアプローチで奏功することが少なくありません。また、漢方治療は症状の緩和を第一の目的としますが、心身のバランスの乱れが病気に発展していくという「未病」の考え方があり、この未病の段階で生活習慣の改善や漢方治療を行い、病気を回避していくという予防医学の側面もあります。漢方治療は内科、皮膚科、耳鼻科、婦人科、泌尿器科、整形外科、外科、眼科、心療内科など、診療科目は関係なく全ての身体および精神症状を対象としています。
症状があっても西洋医学的に原因がはっきりしない、西洋医学的な治療で症状が改善しないなど、お悩みがある方はぜひ一度ご相談ください。

漢方薬の特徴

  • 検査をしてもわからない愁訴に適している。
  • 複数の症状に1剤で対応できることもある。
  • 病名がつかない症状にも対応可能。
  • 副作用が少ない。

漢方内科の適応となる主な病態

薬物治療だけではコントロールできない痛み

頭痛(片頭痛など)・腰痛・関節症・線維筋痛症・腹痛症など

西洋医学のみでは改善しない難治性の症状

皮膚の掻痒感・皮膚の乾燥・アトピー性皮膚炎・花粉症・めまい・耳鳴り・胸のつかえ・のどの違和感・浮腫・しびれ・不眠症・動悸・うつ・慢性の下痢、便秘、腹痛症・慢性関節リウマチなど

西洋医学的に原因や治療法がわからない

加齢による症状、虚弱体質、不定愁訴、いわゆる難病など

女性特有の症候

月経前症候群・月経困難症・月経不順・更年期障害・冷え性・不妊症・反復性の腟炎など

体質改善

冷え症・風邪を引きやすい・肩こりがひどい・体が重い・慢性疲労・アレルギー体質・肥満・虚弱体質など

その他

がんに対する補助療法など

漢方外来の診察は、お悩みの症状と生活習慣(食事内容や排泄など)について詳しくうかがい、東洋医学的なアプローチによって、身体や心の状態のバランスの乱れや改善点を見つけます。そして症状とバランスの乱れとの因果関係を考え、その状態を改善する漢方薬を処方します。また、症状に悪影響を及ぼしている可能性のある生活習慣があれば、改善に向けた生活指導もさせていただきます。上記の症状に心当たりがある場合や気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。

※症状・経過に応じて、漢方治療に先立って専門の診療科で精密検査をお勧めする場合があります。
※急性期の胸痛(狭心症・心筋梗塞など)や腹痛(食中毒や虫垂炎など)、麻痺(脳梗塞・脳出血など)などは西洋医学的な検査や治療が必須となりますので、あらかじめご了承ください。
※症状や体質は一人ひとり全く異なりますので、特定の漢方薬を処方して欲しいという要望にはお応えできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

季節ごとに発症する疾患への対応

昔から季節ごとにかかりやすい疾患や症状というものがあります。その季節や時期に入る前からその疾患に対する予防や対策をしておくことが重要です。
具体的には、

春:花粉症
夏:皮膚トラブル
秋:咳や喘息、風邪を引きやすい
冬:冷え症、インフルエンザ 

などです。

漢方外来では、そのような季節によって発症しやすい疾患についても東洋医学的なアプローチから治療および予防を行っています。日頃から自分はどの時期にどのような疾患にかかりやすいのか把握しておき、意識を持っているだけでもかなり違いますので、そのような体質をお持ちの方には、予防診療をお勧めします。

漢方外来の診察方法

漢方外来では、西洋医学とは異なり、漢方特有の診察法「四診」で行います。「四診」とは、望診、聞診、問診、切診からなります。

  • 望診とは、西洋医学の視診に相当します。顔色や皮膚の色などを診るほか、舌診(舌を診る)があります。舌診では、舌の色や大きさ、乾燥の程度、苔のつき方、歯痕の有無、舌下静脈の怒張の有無などを診ていきます。
  • 聞診とは、聴覚や嗅覚により声の調子や大きさ、息や咳の仕方、臭いなどをみます。
  • 問診とは、病歴や自覚症状、体質など、患者様の訴える症状だけではなく質問は多岐にわたります。
  • 切診とは、脈診と腹診のことです。脈診は主に速さや強さなどを手首の脈を触れて診察します。腹診は、お腹の硬さや軟らかさ、圧痛や抵抗の有無などを診ていきます。

それぞれの診察法で得られた所見を総合的に整理し、「証(しょう)」という患者様の体質や状態を判定し、どの漢方薬を選択するかを判断します。東洋医学では、西洋医学の「病名をつける」診断方法とは異なり、「証」をもとに治療方針や処方を決定します。

漢方外来の流れ

1

予約

新規のご予約はWEB予約、WEB問診がお勧めです。
予約が取れない場合には、お電話でご相談ください。

2

受付

問診票のご記入およびスタッフによるカウンセリングがあります。

※WEB問診をして頂いた方であっても、来院後に追加の問診が必要となることをご了承ください。
※2ヶ月以内に健康診断や他院での血液検査を受けられた方はその検査結果を持参し、受付にお渡しください。検査内容によっては当院での採血は不要となります。
※お薬手帳をお持ちでしたら持参し、受付にお渡しください。

3

診察

問診・舌診・脈診・腹診を含めた漢方医学的な診察を行います。
投薬の安全性を確認するため、初診時とその後も定期的な血液検査などの各種検査をお願いしています。

4

処方箋のお渡し

診察結果をもとに院外処方箋をお渡しします。お会計がございますので、受付前の待合椅子におかけになってお待ちください。
※初診の方の次回予約の目安は約2週間後、再診の方は約3〜4週間後となります。

漢方の副作用について

漢方は、西洋薬(通常の薬)と比べて副作用が少ない安全な薬と言われています。しかし、使用する生薬の種類や量にもよりますが、胃もたれや発疹、むくみ、動悸、息苦しさ、腹痛や下痢などの症状を認める場合があり、まったく副作用が起こらないというわけではありません。また、まれに肝機能が悪化する場合もありますので、当院では定期的に血液検査などをお願いしています。
また、妊娠中または授乳中には投与しないことが望ましい生薬を含む漢方薬がありますので、ご希望の方は医師にご相談ください。
漢方を内服して異常を感じられた場合は、ただちに服用を中止し、医師にご相談ください。